タイのクラウド会計『PEAK』とは — 日系SMEの経理をどう変えるか
タイで広く使われるクラウド会計『PEAK』。VAT・源泉税対応やe-Tax Invoice、リアルタイム共有といった特徴と、Excel・紙運用からの脱却で経理がどう変わるかを、導入支援の現場目線で解説します。

PEAKとは
PEAK は、タイで広く使われているクラウド会計ソフトです。請求書の発行から記帳、VAT・源泉所得税(WHT)の集計、財務諸表の出力までをブラウザ上で完結でき、会計事務所と顧問先が同じ画面をリアルタイムで共有できるのが大きな特徴です。
日本本社で会計のクラウド化・電子化が進む一方、タイ拠点だけがExcelと紙のまま、という状態は少なくありません。PEAKは、その「現地だけ取り残される」状況を解く選択肢のひとつです。
なぜ日系SMEに向くのか
- タイの税制に最初から対応 — VAT・源泉税(WHT)の集計や帳票をローカル基準でそのまま出力できる
- e-Tax Invoice & e-Receipt への対応 — タイ歳入局が進める電子インボイス制度に乗せやすい
- リアルタイム共有 — 本社・現地・会計事務所が同じ数字を同時に確認できる
- 脱・二重入力 — Excelや紙からの転記をなくし、入力ミスや二重計上のリスクを減らせる
導入で何が変わるか
実際にExcel・紙の請求書管理からPEAKへ移行した支援先では、月次の数字が固まるのが翌月後半だった状態から、売上・残高をリアルタイムで把握できるようになり、月次経理にかかる工数をおよそ60%削減できました。VAT・WHTの集計も自動化され、手作業に起因するミスが大きく減っています。
導入の流れと注意点
PEAKは「入れれば終わり」ではありません。成果を左右するのは、勘定科目と部門コードの設計です。経営者や本社が見たい数字(店舗別・部門別・製品別など)に合わせて初期設計をしておかないと、導入後もExcelでの集計が残ってしまいます。
一般的な流れは、①要件整理 → ②勘定科目・部門コード設計 → ③既存データと開始残高の移行 → ④現地スタッフ・本社経理のトレーニング、です。
弊社の支援
MIRAI BizLab では、PEAK の選定・初期設定・科目設計・データ移行・運用トレーニングまで一気通貫で伴走します。タイのローカル基準と、日本本社向けの管理会計レポートの両立を前提に設計するのが私たちの強みです。
「現地の経理を見える化したい」「Excel運用から抜け出したい」という段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。

